[月の意味と基本]
[正位置の解釈]
[逆位置の解釈]
[月の中級解釈]
[比較的解釈]
[イメージ像]
月の意味と解釈
タロット占いでの解釈の基本事項
「月」の意味と解釈法の解説になります。 月の持つ意味や世界観を理解することで、適切な解釈ができるようになります。
タロット占いでは、展開されたカードの全体像から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 月が、どのような意味や背景があるのかを確認してみましょう。 タロットカードの関連性と世界観などを考慮することで、より的確に解釈することができます。
月の意味と基本
The Moon
月の概略
月の意味と基本
「曖昧」
月のタロットカードは、曖昧な状況や不安定な心理状況、悲観的な考えを意味します。はっきりしない中途半端な状況や展開などを意味します。悪い方向に向かい始める一歩手前に出やすいカードなので、このカードが出たら考え方や方向性を見直すことが必要でしょう。問題への警告的な意味合いで出てくることが多くなります。状況も精神面も落ち着かず、不安定になることなども意味しています。
正位置では、今後の状況への見通しが立たず安定しない環境から生まれて来る精神的な不安や、悲観的な気持ちが強まり出口の見えない迷路に迷い込んでいく過程を意味します。
逆位置では、将来への見通しが立てられる明るい状況に変化して行くことや、状況や心境が安定していく前向きな過程と迷いが晴れて出口が次第に見えてくることを意味します。
正位置逆位置共に、精神面が落ち着かないことや迷い不安があること、悩みやすい状況にあることを表します。
月の意味と象意
正位置の解釈
月の意味や詳細事項、月の正位置の解釈法になります。 タロット占いにおいて、月が正位置で出現する際には、月の意味が純粋に表れると解釈します。 表裏の無い状況や、良し悪しを問わず結果が出やすい状況であることを表します。
月の正位置のイメージ
▼月 正位置の解釈の仕方
不安定な状況や落ち着かない関係、曖昧ではっきりしない心境などを表します。また、悲観的に考えてしまい、気持ちに不安や悩みが生じてしまうことなどを意味します。
曖昧。不安。不満。懸念。恐怖。悪寒。幻滅。予感。神秘的。悲観的。不明瞭。胸騒ぎ。夜の仕事。ストレス。虫の知らせ。一時の感情。一夜の関係。
- ・気持ちが分からず恋愛に悲観的になってしまうこと。
- ・嫌な予感が現実になり人生全てを悲観視してしまう。
- ・曖昧な気持ちや態度で相手を疑い始めてしまうこと。
- ・状況は不安定になり精神的に落ち着かなくなること。
- ・これまでの嘘や偽りがばれてしまい、報いを受ける。
- ・周囲の人間関係や発言、態度や行動などに幻滅する。
▼月 正位置の解釈の例
- ・悲観的な予感ばかりが心をよぎり、悩みがより複雑になり精神的に疲れ果ててしまう。
- ・これまでの人間関係に疑問や問題が生じ、複雑に考えすぎて疑心暗鬼に陥ってしまう。
- ・置かれている状況が次第に混乱し、追い詰められてしまい精神的に荒れ果ててしまう。
▼月 正位置の対策
物事の本質を見極めること。はっきりさせずに踏みとどまること。落ち着くこと。難しく考えないこと。
正位置の解釈
月の意味と象意
逆位置の解釈
月の意味や背景の詳細事項と、月の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 月が逆位置で出る際には、月の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 月が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。
月の逆位置のイメージ
▼月の意味と逆位置の解釈の仕方
不安定な状況や混乱した状況を乗り越え、明るい可能性のある将来が見えてくること。ハッキリしなかったことが次第に明瞭になり、成功を収められることなどを意味します。
真実。明確。明瞭。安堵。安心。幸福。変化。光明。啓示。増幅。増長。解消。積極的。直感力。安定感。夜明け。始まり。新しい事。迷いが晴れる。
- ・気持ちや考えが明確になり積極的な気持ちになれる。
- ・不安や悩みが解消され積極的で前向きな心境になる。
- ・混乱した状況に終止符を打ち成功することができる。
- ・不安定な状況が解消し落ち着きや可能性が生まれる。
- ・諦めていた過去のものが、再び目の前にやってくる。
- ・考え過ぎていた事が分かり不安や悩みが解消される。
▼月の意味と逆位置の解釈の例
- ・混乱した状況に終止符が打たれ、次第に安定した状況を手にすることが出来るようになる。
- ・気持ちや考えが次第に明確なものになり、非常に前向きで積極的な姿勢に変わり始めていく。
- ・非常に大きかった障害や苦難をようやく乗り越え、望んでいた成功を手にすることができる。
▼月の意味と逆位置の対策
目的地を明確にすること。気持ちを整理すること。状況に感謝すること。複雑に考えず行動すること。
逆位置の解釈
月の中級解釈
上記の月の基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカード全体の知識や繋がり、世界観などが把握できてから参考にしてみましょう。
月の別称:迷走カード
正位置 |
逆位置 |
▼アルカナの背景
タロット占いにおける大アルカナは、人生においての大事な節目を表し、人が生まれてから亡くなり輪廻転生を経て再び生を得るまでの過程となります。現実的な人生の面では、入学や入社、転職や転居、結婚や離婚などの人生の大きな節目を表すことになります。
▼月の前後との関係
月の前にあたるタロットカードは星となり、後ろにあたるタロットカードは太陽となります。 月のカードは、星の影響を受け、太陽のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいて月のカードを解釈する際には、星を背景として太陽へ至る流れにあることを考慮しながら月の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 月のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、星と太陽との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 月の基本的な意味となる「曖昧な状況と明瞭な状況」に併せ、星の意味「明るい希望と現実への妄想」、太陽の意味「将来の可能性と目標の中断」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。
前のカード |
月 |
次のカード |
月は、前の星からの希望に満ちた新しいスタートからの流れを背景に持ち、次の太陽の明るい状況に至る流れを背景に持ちます。大アルカナの流れで、塔ですべてを失い、ゼロからの再スタートを切るのが星であり、未来が希望に満たされていた状況や流れになりました。しかし、これまでにない新しい状況が始まることで、同時に不安が訪れて来ること、具体的にどのような道を住んで良いのか悩むことが、この月の持つ背景になります。不安を抱えた状態で手探りで前に進むような状況がこの月の主題になりますが、その背景には希望に満ちた新しい道を進んでいること、この迷いや不安を抜けると明るく輝く未来が待っていることを表します。次の太陽では、月で示される不安な状態や夜が明け、明るい兆しが見えてくること、満足できる状況に至ることになります。そのため月では、迷走することにはなりますが、空けない夜は無いこと、将来への希望も明るい状況も失われていないことなどが同時に示されることになります。このような背景を考慮して解釈することが大事になります。
▼タロットカードの比較的解釈
タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのように読み分けるのかを解説しています。 個々のカードの解釈をする際、視野を広げるために、各カードを対比させてイメージしてみましょう。
▼月と前の星との比較
月 |
星 |
月では道が不明瞭になり、見えない先行きに不安になることを表し、星では将来への希望を胸に抱いて前に進み始めることを表します。星で前に進み始めたものの、具体的な道や手順が分からずに不安になることや、夜が明けずにまだ道が見えてこないことを月が表します。月も星も夜を表しますが、その夜も時間を共に空けること、空けない夜は無いという事を共通して表します。月は日々の満ち欠けがあり、見える場所も時間も日々変わることから不安定な状況を表しますが、星は見える場所も時間も日々それほど変わらないという事から、遠い先の目標や夢というものを表します。星では将来の夢や目標に対しての憧れを表し、月ではそれに対しての不安や悩みというのが背景になります。
▼月と次の太陽との比較
月 |
太陽 |
月は、目の前の状況に対しての不安や悩みを表し、太陽は目の前の状況に対しての満足を表します。月では道に迷いながら迷走していたこと、暗い夜の中を不安を抱えながら歩いていくことを表しますが、体調ではその暗い夜が明け、目の前が明るく照らされてくること、道が明確になり喜びや期待に胸が満たされることを表します。月では暗いイメージが背景にありますが、太陽では明るいイメージが背景になります。月は不安や悩みを表す一方、太陽では幸せや喜びを表すことになります。月は全体的に不明瞭な状況や意味合いが背景になりますが、太陽は全体的に明瞭な状況や意味合いが背景になります。このように月の暗と太陽の明という視点で解釈することで分かりやすく対応することができます。
▼月と対になる力との比較
月 |
力 |
月は、目の前の状況に対しての不安や悩みを表しますが、力は目の前の状況に対しての覚悟や強い意思を表します。月では不安で悩みながらフラフラしてしまうような背景になりますが、力では覚悟を決めてまっすぐに向き合うというような背景になります。月では精神的な面での弱さなどを表しますが、力では精神的な面での強さを表します。月も力も人の精神的な部分を強調する組合せになりますが、意思の強さや目標に対しての覚悟の度合い、目的がどれだけ明確に見えているのかなどが大きく異なります。月では困難の方が大きくなるという背景になりますが、力では、その困難も含めて向き合う覚悟があることが背景になります。このような精神力の強さを考慮して解釈するようにして下さい。
▼月正位置のイメージの捉え方
▼月 正位置のイメージ
月の正位置は、現状への不安や不満、先行きの見えない状況を表します。明確にならない道筋や将来像などから、手探りで進まなければいけない流れが背景になります。状況が安定せず、常に不安定であり気持ちも揺れ動いていくこと、出口の無い迷路に迷い込んでしまうことを表します。漠然とした不安を抱えてしまうこと、寂しさなどの孤独感を覚えること、胸が締め付けられるような思いを抱くこと、そのような状況が背景となります。進む道には靄がかかり、先を見通せなくなっている状況と、そのような状況に立たされていることで不安を抱くというのが焦点になります。
▼月逆位置のイメージの捉え方
▼月 逆位置のイメージ
月の逆位置は、現状への不安や不満が次第に解消されてくること、先行きの見えない状況に陽が差すことを表します。心細く先の見えない夜が明け、朝日が昇り始めることで道が明確になることや、不安が自然と解消されてくることなどが背景となります。正位置では判断ができずに迷っていた状況でしたが、逆位置になると迷いが晴れることなどから状況や方向性が明確なものへと変わって行きます。将来を見通せることなどから、判断基準が明確になり、自信を持って決断すること、不安や不満などが解消されて前に進める状況になることが焦点となります。
月の意味の補足事項
月の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 上記の月の内容は基本的なものであり、月を解釈する際の基本的背景となります。 月の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、鑑定をする際に重要となります。
また、月の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、月の解釈は柔軟に対応してください。 柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロットで鑑定をする際には重要となります。
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