ペンタクルの4の意味と解釈

[ペンタクルの4の意味と基本] [正位置の解釈] [逆位置の解釈]
[ペンタクルの4の中級解釈] [比較的解釈] [イメージ像]

ペンタクルの4の意味と解釈

タロット占いでの解釈の基本事項

ペンタクルの4の意味と解釈法になります。 「ペンタクルの4」の意味や解釈法の基本は、実際に鑑定をする際に重要となります。 ペンタクルの4の意味や解釈法を理解しているかどうかで、結果の正否の明暗を分けることになります。

タロット占いでは、展開されたカードの全体像や背景から、個々の意味を掘り下げて読み解くことが基本となります。 ペンタクルの4が、どのような意味や可能性を秘め、どのような背景や方向性なのかを確認してください。 タロットカードの全体的な関連性と世界観、背景等を視野に入れることにで、より的確に解釈することができます。

ペンタクルの4の意味と基本
Four of Pentacles

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ペンタクルの4の概略

ペンタクルの4の意味と基本
「堅実」

ペンタクルの4のタロットカードは、堅実な行動や慎重な行動、所有願望や保守的な対応などを意味します。目標に対しての堅実な姿勢や慎重な行動が成功につながり、良い結果を迎えられることなどを意味します。所有願望が強く、損失や面倒を強く嫌うこと、堅実で打算的な判断や対応をすることなどを意味します。特定の物や人に固執することや、利益を重視すること、ボランティア精神に欠けることなども暗示します。

正位置では、状況や立場が安定して今後への見通しが立つこと、確実な勝機やチャンスを見つけるまで我慢することや、立場や収入などを守り抜こうとする意志と覚悟を意味します。逆位置では、状況を保持しようとする慎重さが勝機やチャンスを逃してしまうこと、周囲の反対が強くなって孤立してしまうこと、打算や所有願望が強くなり特定の物事に対して固執してしまうことを意味します。正位置逆位置共に、守りの姿勢が強くなることや所有願望が強くなること、腰が重くなることなどを表します。

ペンタクルの4の意味と象意
正位置の解釈

ペンタクルの4の意味や背景の詳細事項と、ペンタクルの4の正位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 タロット占いの結果において、ペンタクルの4が正位置で出る際には、ペンタクルの4の意味が純粋で真っ直ぐに状況に表れると解釈します。 表裏が無い状況や良し悪しを問わず、結果や答えが出やすい状況にあることを占い結果が表していると読み解きます。

ペンタクルの4の正位置のイメージ

▼ペンタクルの4 正位置の解釈の仕方

慎重な姿勢や勝利への堅実な気持ちが成功を生み、状況が次第に安定してくること。守りの姿勢が非常に強くなり、融通が利かなくなることや損失が少なくなることなどを意味します。

強固。頑固。堅実。確実。勝機。好機。成長。物欲。安定。準備。慎重。意地。持続。打算。無骨。守り。守備。堅牢。保守的。意固地。利益主義。

• ・慎重に物事を検討していくことで、状況は安定する。
• ・慎重な守りの姿勢が、勝機やチャンスを招きよせる。
• ・落ち着いた堅実な判断が成功と繁栄につながること。
• ・辛抱強く待つことで、確実な未来が見えてくること。
• ・地道な努力と忍耐が実を結び将来の可能性が広がる。
• ・行動や考えに無駄が無くなり、非常に効率的になる。

▼ペンタクルの4 正位置の解釈の例

• ・慎重で堅実な行動や勝利への執念が成功を呼び寄せ、将来の繁栄への道が開けてくること。
• ・今まで続けてきた努力や忍耐が実を結ぶことで、今後への可能性や期待が広がりを見せる。
• ・時間を掛けた慎重な判断や落ち着いた行動が、状況と環境を安定させて将来へつながる。

▼ペンタクルの4 正位置の対策

堅実な姿勢になること。守りに入ること。チャンスを待つこと。慎重になること。状況をキープすること。

ペンタクルの4の意味と象意
逆位置の解釈

ペンタクルの4の意味や背景の詳細事項と、ペンタクルの4の逆位置の解釈の仕方の基本的な解説になります。 タロット占いの結果において、ペンタクルの4が逆位置で出る際には、ペンタクルの4の意味が正しく表れず、不足するか過度になり過ぎるかという意味合いが強くなります。 ペンタクルの4が逆位置で出たとしても、正位置の意味合いを考慮することが大事になります。 占いの結果においての逆位置は、表裏がある状況や状況が不明瞭で結果や答えが出にくい事を表していると読み解きます。

ペンタクルの4の逆位置のイメージ

▼ペンタクルの4の意味と逆位置の解釈の仕方

意地を張り状況に流されて勝機を見失ってしまうことや、取引や交渉が流されてしまうこと。真面目に考え過ぎてしまい、融通が利かずに腰が重くなってしまうことなどを意味します。

失敗。損失。焦り。不安。臆病。中止。中断。延期。妨害。潔癖。利益。意地。意固地。不注意。予想外。金の亡者。腰が重い。がめつい。見込み違い。

• ・慎重過ぎる腰の重い姿勢が原因で、勝機を逃すこと。
• ・注意不足で状況を把握できずに失敗してしまうこと。
• ・取引や交渉事が延期され先の発展性が見えなくなる。
• ・相手との距離が離れて、話が進まなくなってしまう。
• ・周囲に反対されることで先に進めなくなってしまう。
• ・努力が報われず、金銭の無駄遣いで終わってしまう。

▼ペンタクルの4の意味と逆位置の解釈の例

• ・自分が望んでいる事に対し周囲の反対が強くなり、途中で諦めなければいけない状況になる。
• ・一人で空回りをするばかりになってしまい、お金や努力の無駄遣いで終わってしまうこと。
• ・勝機や行動するタイミングを見誤ってしまい、ようやく訪れた大事な機会を逃してしまう。

▼ペンタクルの4の意味と逆位置の対策

不要なものを手放すこと。相手に譲ること。意地を張らないこと。素直になること。方向を見直すこと。

ペンタクルの4の中級解釈

ここからは上記のタロットカードの基本的な意味を理解した上で、更にタロット占いの結果の解釈の幅を広げるための内容となります。 タロットカードの全体の知識や繋がり、タロットの世界観などが把握できてから参考にしてください。

ペンタクルの4の別称：意地っ張りカード

正位置

逆位置

▼アルカナの背景

タロット占いにおける小アルカナのペンタクルは、日々の日常生活の中における金銭面や仕事面、職場環境などの状況を表します。人間関係や人の気持ちをで解釈する際には、職場の人間関係や距離のある人、知人や利益などが発生するような相手、打算や利己的な感情を背景として考慮していくことが大事になります。

▼ペンタクルの4の前後との関係

ペンタクルの4の前にあたるタロットカードはペンタクルの3となり、後ろにあたるタロットカードはペンタクルの5となります。 ペンタクルの4のカードは、ペンタクルの3の影響を受け、ペンタクルの5のカードに影響を与えます。 タロット占いにおいてペンタクルの4のカードを解釈する際には、ペンタクルの3を背景としてペンタクルの5へ至る流れにあることを考慮しながらペンタクルの4の意味と解釈を掘り下げるようにしてください。 ペンタクルの4のカードがタロットの全体像の中でどのような位置付けにあり、ペンタクルの3とペンタクルの5との関係性を考慮して解釈することがタロット占いの結果の解釈では大事になります。 ペンタクルの4の基本的な意味となる「堅実な姿勢と好機を逃すこと」に併せ、ペンタクルの3の意味「才能の開花と自己満足」、ペンタクルの5の意味「人生への失望と精神的な支え」を正位置・逆位置に準じて解釈していきます。 この際、「正位置だから良い」「逆位置だから悪い」というような安易な解釈はせず、正位置の意味合いを踏まえた上で、逆位置の解釈をすることを忘れないようにして下さい。

前のカード

ペンタクルの4

次のカード

ペンタクルの4は、前のペンタクルの3での成功や繁栄に向けての第一の成果を背景とし、次のペンタクルの5での貴重な財産を失うに至る背景を持ちます。ペンタクルの3では、これまでの努力や能力が周囲に認められて評価されること、能力を発揮して成功や繁栄に向けた最初の成果が得られることを表していました。ペンタクルの4では、ペンタクルの3で得られた成果に固執してしまうこと、利益を追求し始めてしまうことや、調子に乗ってしまうことなどを表しています。得られた成功に対して優越感に浸ってしまうことや、自分の能力に陶酔してしまうことで視野が狭くなること、より利益を優先して周囲から孤立してしまうことなどが背景になります。ペンタクルの全体の流れの中でも、当初の目的や成功を忘れ、目の前の一時的な成功や利益に固執してしまい、状況が停滞してしまうことがペンタクルの4の背景になります。ペンタクルの5では、この利益に固執してしまうことで周囲との確執が生まれ、本当に大事なものを失ってしまうこと、結果的に大きな損失を被ることを表します。一時的な利益に固執すると、本当に大事なものを見失ってしまうというのが背景になります。

▼タロットカードの比較的解釈

ここでは、タロットカードを対比させることで、どのような背景や繋がりがあるのか、どのようにカードを読み分けるのかを解説しています。 個々のタロットカードの解釈をする際に、視野を広げるためにカードを対比させてイメージしておくようにして下さい。

▼ペンタクルの4とワンドの4との比較

ペンタクルの4

ワンドの4

ペンタクルの4は、得られた利益に固執して手放さないこと、損失を恐れて保守的に対応することを表します。積極的に事を動かすことを辞め、安定重視の守りの姿勢になることが背景にあります。ワンドの4は、順調に進む中で一時的に休息をすること、進む事を一度辞めて今後に備えて英気を養うことが背景にあります。共通点となるのは、これまでの動きが一時的に無くなること、小休止というような状況に至ることになります。一時的な安定や平和な状況が訪れることを表します。そのような中でも、ペンタクルの4は保守的な姿勢や守りの姿勢が強くなり、意地を張ることや融通が利かないことが背景となります。ワンドの4は、順調に進んでいることが背景にあり、今後に備えて一時的に休止する柔軟さが背景となります。

▼ペンタクルの4とカップの4との比較

ペンタクルの4

カップの4

ペンタクルの4は、得られた利益や収穫に固執して守りの姿勢になることを表します。また、もっと利益や収穫が欲しいという欲が出てくること、独り占めしたいという欲求が強くなることが背景にあります。カップの４は、得られた幸せや環境に対して守りの姿勢になることを表します。また、もっと愛情や刺激が欲しいという欲が出てくること、得られた幸せを忘れてしまうことが背景になります。 共通点になるのは、得られた利益や幸せに対して満足できなくなることや、より多くのものを求めることになります。手にした利益や幸せの価値を忘れてしまうという背景になります。ペンタクルの4では、利益や収穫に固執してしまうこと、カップの4では愛情や刺激を求める感情に歯止めが効かなくなることを表します。

▼ペンタクルの4とソードの4との比較

ペンタクルの4

ソードの4

ペンタクルの4は、得られた利益や収穫を独り占めすることや、損失を避けて保守的になることを表します。打算的な考えが強くなることで、守りを固めて動きが無くなることが背景にあります。ソードの4は、傷ついた心や体を癒すために身も心も休めること、これ以上の損失は避けるために身を退くことを表します。これ以上進むには心身ともに傷つきすぎていることで、休まざるを得ないことが背景にあります。共通点となるのは、状況の流れが一時的に停止することになり、損失や傷心を避けるために守りに徹することになります。ペンタクルの4では、打算が強くなり損失を防ぐために得られた利益に固執することが背景にあり、ソードの4は、これ以上傷つくことを避けるために身を休めることが背景にあります。

▼ペンタクルの4正位置のイメージの捉え方

▼ペンタクルの4 正位置のイメージ

ペンタクルの4の正位置は、資産形成において求めていた利益が手に入ること、仕事などでは満足できる評価や結果が手に入ることを表します。ある程度満足できる状況になることで、ひと段落着くことや、目の前の状況に腰を据えることを表し、より大きな利益や成果を求めて欲が大きくなるという背景になります。求めていたものが手に入ることで、喜びや幸せというものを感じられますが、欲には際限がなく、得られた幸せを忘れてより大きなものが欲しくなるという背景になります。所有願望が強くなることや、もっと大きな利益や成果が欲しくなることが主題となります。

▼ペンタクルの4逆位置のイメージの捉え方

▼ペンタクルの4 逆位置のイメージ

ペンタクルの4の逆位置は、手に入れた物に固執して手放したくない所有願望を表します。一度手にした資産や利益に固執してしまうこと、成果や評価に満足することで向上心が持てないことを表し、保守的になり伸び悩むことや、周囲との温度差が大きくなることが背景となります。打算が強くなることで損失を認められなくなること、手に入れた物を手放したくないと強情になることで孤立してしまうことを表します。利益や成果に固執して情を失うことや、数字至上主義になることで反感を買うことなどが背景となり、本当に大事なものが見えなくなることが主題となります。

ペンタクルの4の意味の補足事項

ペンタクルの4の意味や解釈の内容に関しては、上記の内容が全てではありません。 このペンタクルの4の意味に関しての内容は初歩的な内容であり、ペンタクルの4の意味を解釈する際の最低限の知識になります。 ペンタクルの4の絵柄から、カードが表しているものを適切に感じ取ることが、占いを実際にする際には非常に重要なことになります。

また、ペンタクルの4の意味や解釈の仕方は、タロットカードの種類や占い師によって内容が異なる場合があります。 使用するカードに合わせて、ペンタクルの4の意味や解釈の仕方は柔軟に対応してください。 このような柔軟で視野の広い考え方が、実際にタロット占いをする際には重要なことになります。

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