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大アルカナの存在意義

タロット占いで使用するタロットカードにおける、大アルカナの意味の解釈を深めるための考え方になります。 大アルカナの一連のつながりを解釈に加えていくことで、より解釈に深みが増し、占い結果を的確なものへと変えることができます。 タロット占いでは、このような解釈を深める考え方が重要にもなります。


占いをする際には、個々のカードの意味を掘り下げるのではなく、そのカードの立ち位置や背景などを的確に読むようにしましょう。 個々のカードが表しているものだけに目を向けていると、大事な背景を見逃してしまうことがあります。 タロット占いにおける大アルカナというものがどのような存在感を持つのかを確認してみましょう。


大アルカナの存在意義


大アルカナの流れ

大アルカナの流れ

タロット占いにおける大アルカナは、愚者~世界までの22枚で構成されています。 個々のカードの意味などは、多くの本や占いのサイトで解説されておりますが、そのカードの意味だけを覚えても占い結果の解釈には限界が生じてしまいます。 個々のカードの意味を掘り下げる前に、このタロット占いにおける大アルカナのつながりがどのようなものなのかを把握しておきましょう。


大アルカナの流れ

大アルカナの流れ


タロット占いにおける大アルカナは、大きく2つの背景に分かれています。 カードは大きく分けると愚者~隠者までの10枚と、正義~審判までの10枚に分かれます。 前者の10枚のカードは、人が生まれてから老いるまでの「物質界」での過程を表し、後者の10枚は人が亡くなってから転生するまでの「幽界~霊界」を表します。 この中間にあたる「運命の輪」のカードは、物質界から幽界へ至る分岐点を表す「幽現界」を表しています。 そして、「世界」のカードは「神界」を表しているという考え方が、ここでのタロット占いにおける大アルカナの基本概念になります。


階層


※ここでのタロット占いの考え方は、あくまでカードや大アルカナの捉え方のイメージであり、占い結果のの解釈時にそのまま使うものではありません。 世界のカードが展開されたからと言って、「霊界に行く」というような解釈は、通常することはありません。


大アルカナの流れ
愚者~隠者

愚者~隠者

愚者 ・・・・・ 隠者

タロット占いにおける大アルカナの「愚者~隠者」は、人が生まれてから老いるまでの物質界の事柄を表しているタロットカードになります。 前半にあたるカードは、人生でいろいろな人と出会い、色々な経験を経て老いていくまでの過程を表現しています。 この10枚のカードは物質界の事柄を表しているため、比較的占い結果の解釈もしやすく、分かりやすい内容になっています。 日頃の生活や状況、関わる人物などにあてはまてイメージを起こすようにすると、タロット占いでの解釈の幅は非常に広がるようになります。


また、カードの番号が増えるにつれ、カードが表す意味合いが重くなるという背景もあります。 人生で年を重ねるごとに、知識や経験が増え、視野が開けてくるというようなイメージで考えましょう。 愚者のカードと、隠者のカードでは、その知識と経験の深さは「素人(愚者)」と「達人(隠者)」程の違いがあります。


タロット占いを用いて、人の気持ちや将来性で見る際にも、愚者のカードは「経験も浅く、気持ちや考えも楽観的で希薄なもの」という背景になります。 隠者のカードは「経験も深く、気持ちや考えも非常に奥深くまで考えられたもので重いもの」という背景になります。 タロットにおいて、隠者のカードは「真実を見つける」「悟りを開く」というような意味合いを持つのは、このような背景があるからになります。


愚者~隠者
正義~審判

正義~審判

正義 ・・・・・ 審判

タロット占いでの大アルカナの「正義~審判」は、人が物質界を脱して幽界での魂の過程と、霊界への移行を表しているタロットカードになります。 人生での経験を魂の世界で省みて、その良し悪しを計ることや、転生に向けての準備をしている状況を表しています。 この10枚のカードは幽界や霊界のことを表しているため、表現が抽象的になる他、非現実的な要素を多く含む内容になります。 タロット占いの中でも良くないとされるカードも揃いますし、表現が重苦しくなるカードが多くなります。


この幽界での過程や霊界への昇華を意味する10枚のカードを適切に解釈できるようになるかどうかが、タロット占いにおける大アルカナの理解への鍵にもなります。 タロットカードの愚者~隠者と同じように、カードの番号が増えるにつれて意味合いが重くなり、次の「世界」に進めるかどうかが決まるというようなイメージで考えましょう。 正義のカードは、これまでの行いの良し悪しを判断されるというような意味合いがあります。 審判のカードは、必要があれば新しい段階での再生をすること、必要が無ければ完成された「世界(神界)」に進むと考えると分かりやすくなります。


タロット占いで人の気持ちや状況を占う際には、「正義~審判」のカードは全て、「愚者~隠者」のカードを含めた意味合いにもなります。 これまでいろいろな過程を経たうえでの良し悪しがはっきりと表れていきます。 占いをしていく際に、大アルカナを解釈する際には、このような意味と背景を考慮するとより深い解釈をすることができます。


死神 悪魔 塔

「死神」「悪魔」「塔」のカードは、これまでの人生の過程を考慮しての答えであるため、タロット占いをする際には非常に重苦しい占い結果になります。 「審判」のカードが復縁や再生を意味するとされるのは、このような一連の過程を経て、転生(蘇る)をするという背景からになります。 「審判」のカードは、物事を完成して「世界」に至るのか、それとも最初の「愚者」に戻ってやり直すのかという大事な分岐点をタロット占いでは担います。


正義~審判
運命の輪

運命の輪

運命の輪


「運命の輪」のカードは、上記の「愚者~隠者」「正義~審判」の丁度中間点に位置しています。 これは、運命の輪が「物質界」「幽界」の狭間にあることを意味するだけではなく、人が物質界を卒業して幽界に至るという過程を表しています。 単純に考えると、人が人生を終え、あの世に行くという大きな転機を表しているという背景になります。


運命の輪のカードが、転機を意味するというのは、このように物質界から幽界に至るような、非常に大きな変化を表しているという背景があるからです。 単純に「人の死」に当たる出来事になりますが、実際のタロット占いの解釈では、「死ぬ」などの解釈をする事はほとんどありません。 それは、物質界に生きる私たちにとって、「死」というのは人生での終わりであり、転機として受け止めるには事が重過ぎるという背景があるためになります。


実際に占い結果の解釈において、この「運命の輪」のカードが展開された場合、上記の背景があるという認識を踏まえて人生においての大きな転機が訪れると解釈します。 タロット占いでの出会いや恋愛を占う際には、人生を共にするような貴重なパートナーとの運命的な出会いなどを表すことになります。 また、仕事などでの占いでは、人生の転機となるような転職をするということや、将来や繁栄につながるような出世などをすると解釈していきます。


愚者 隠者 正義 審判

この運命の輪のカードは、「愚者~隠者」「正義~審判」のすべてを考慮した「転機」として意識することが占いをする際には大事なります。 その位置付けはタロット占い全体においても非常に重要なものになり、このカードが適切に解釈できるようになると、タロット占いの全体のイメージを理解できたとして考えても良いでしょう。


運命の輪
世界

世界

世界


タロット占いにおける「世界」のカードは、上記の「愚者~隠者」「運命の輪」「正義~審判」のすべてを考慮した先の結果に位置しています。 物質界から死を経て、幽界や霊界での経験を経てから至る、最終的な到達点である「神界」に至るという背景になります。


大アルカナの基本的な考え方は、「愚者~審判」までを経て必要があれば転生して「愚者」に戻ります。 別の人生を経て「審判」に至り、必要があればまた転生して「愚者」に戻ります。 この過程を何度も繰り返し、物質界や幽界、霊界で学ぶものがなくなり、魂が昇華されてはじめて「神界」に到達することができます。


この世界のカードはタロット占いの中でも別格のカードになり、全てが達成され完成された世界であることを表すのは、このような背景があるからになります。 物事の願望が成就され、ハッピーエンドに至るというような理想的な展開と結果を表すタロットカードになります。


一般的なタロット占いでの意味合いでは、この「世界」はカード78枚の中で、最強最良のカードとされているのは上記の背景があるからになります。 しかし、完成されたということは、それ以上のものが存在せず、発展性に欠けてしまうこと、既に答えが出ているということなども暗示します。 「月満つれば則ち虧く」という諺があるように、場合によっては、後は衰退するばかりというような背景を考慮する必要なども出てきます。 盛衰のある物質界の観点からすると、この完成された世界というのは一時的なものであり、その後はまた別の視点でみていく必要があると判断しましょう。


世界のカードが本当の意味で理解できるようになるには、タロットカード全ての意味合いや関連性、背景やタロット占いの舞台などが理解できてからのことになります。 世界のカードが理解できれば、タロット占いの技術や知識が熟達し、どのような内容でも適切に対応できると自信を持っても良いでしょう。


世界
大アルカナのまとめ

大アルカナのまとめ

タロット占いの大アルカナを別の表現で例えると、人が輪廻転生を繰り返し、最終的に神になるという一連の壮大な流れになります。 その過程は依頼者により様々なものがあり、大アルカナを解釈する際には、これらの複雑な背景を考慮して掘り下げることが大事になります。


タロットカードの1枚1枚の意味を単に解釈するだけではなく、上記のようなイメージが背景にあると仮定して占い結果の解釈を膨らませることが大事になります。 小アルカナと同じように解釈すると、占い結果の解釈は平坦なものになってしまいます。 占い結果の解釈にメリハリをつけること、重要な点はどのようなものなのかを明確にするため、大アルカナの背景を理解しておくことが重要になります。


上記の大アルカナの一連のつながりの解説は、あくまで大アルカナを理解しやすくするためのイメージになります。 絶対的な知識や考え方ではないため、これまでのタロット占いの知識に対してのプラス要素として考えるくらいの間隔で考えてみてください。


大アルカナのまとめ
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