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タロット占いの実践における
「カップ14枚」の意味と解釈法

「カップ(聖杯)」のスートは、ウェイト版の78枚のタロットカードの中で「14枚」を占めるスートになります。 基本は感情面や恋愛などの精神的な側面を表すスートになり、精神面での満足度合いや幸不幸などを表すことになります。 「小アルカナ」は普段の日常生活の内容を表しますが、「カップ」のスートは日常の中の喜怒哀楽や恋愛などの状況や環境を表しています。


「カップ」のスートの背景は、異性関係や感情面、精神的な満足度合いなどになります。 感情面を共有するパートナーや恋愛関係、夫婦関係や喜びや幸せを共有するような人間関係を背景に持つことになります。 普段の生活の中で恋愛や結婚面、感情の起伏や満足度合いを表すのが「カップ」のスートであり、「カップ」が出る場合には「心が動く」という背景を考慮して解釈します。 また、タロット占いの結果において、距離や時間の概念は比較的近いものとしてとらえることが大事であり、普段の生活から一歩離れた距離感という考え方が大事になります。


小アルカナの「カップ」のスートを全体的な流れとしてみると、感情の起伏のように、喜ばしいこともあれば悲しいこともあるような喜怒哀楽を表します。 良いタロットカードもあれば、悪いタロットカードもあるのが「カップ」の特徴で、全体的にメリハリのあるスートとしてタロット占いの実践における結果の解釈では捉えます。


タロット占いの実践における
「カップ14枚」の意味と解釈法
タロットカード78枚における「カップ14枚」の基本背景

タロットカード78枚における
「カップ14枚」の基本背景

タロット占いの実践における、小アルカナ「カップ」のAから10までのタロットカードは、「心が動き始めて幸せに満たされるまで」の一連の流れを表しています。 気付きを得てから様々なことを経験し、喜怒哀楽を繰り返しながら本当の喜びや幸せを手にするという一連の流れになります。 また、人と出会って恋愛が始まるまでの過程や、結婚生活が始まってから本当の幸せを手にするまでの過程などを表すのが、タロット占いの実践における「カップ」の解釈の基本となります。


「カップ14枚」の意味と解釈法

「カップ14枚」の意味と解釈法


▼「カップ」のストーリー1「満足な状況へ」

カップ内容
A興味や関心が湧く
2次第に気持ちが強くなる
3協力や理解を得て深まる
4伸び悩んで不満を抱く
5思うように行かずに挫折する
6過去を振り返る
7あれこれ悩み考える
8興味や関心が別に向く
9新しい分野で満足を得る
10本当の喜びに包まれる

▼「カップ」のストーリー2「恋愛と結婚」

カップ内容
A出会いをして一目惚れをする
2意気投合して関係が深まる
3会食を重ねて恋愛関係に至る
4不安や不満が生じてくる
5価値観の違いや不信感が募る
6別の相手からの告白がある
7どちらにしようか悩む
8これまでの相手から離れる
9結婚を前提に交際を始める
10交際を経て結婚に至る

▼「カップ」のストーリー3「結婚と再婚」

カップ内容
A人と出会い恋が始まる
2相愛になり交際が始まる
3恋愛から結婚へと進む
4結婚後に不満を抱く
5価値観の違いに落胆する
6過去を振り返って悩む
7理想や期待が膨れ上がる
8離婚して別の道に進む
9再婚して満足できる
10望んでいた家庭を築く

タロットカード78枚における
「カップ14枚」の基本背景
タロットカードのストーリー構造「カップ14枚」の起承転結

タロットカードのストーリー構造
「カップ14枚」の起承転結

78枚のタロットカードには、一連の流れやストーリーが存在しています。 タロット占いの実践では、展開されたタロットカードの背景やストーリーを意識して解釈することが重要になります。 小アルカナ「カップの数字10枚」にもストーリーが存在し、上記のように様々な視点で考えていくことができます。 「A」のタロットカードではストーリーが目的地に向かって進み始めること、「10」のタロットカードではストーリーが目的地に到達して完結することになります。


小アルカナ「カップ」の前半部分では、目的地に向けて出発し、順調に進む過程を表し、中盤では転機が訪れてくることを表しています。 また、中盤では色々と問題や障害と向き合い、悩みながらも前に進んで行くことを表し、終盤では物事が完結に向かい落ち着いていくことを表しています。 タロット占いの実践における結果で「カップ」の意味を解釈していく際には、このような背景を考慮して解釈することが大事になります。


▼「小アルカナ数字10枚」の起承転結

数字内容
A物事の始まり
2物事のバランス
3かかわりの本質
4状況の安定
5競争や対立
6調和と成功
7意識と現実
8状況の変化
9願望や目的地
10完成された状況

タロットカードのストーリー構造
「カップ14枚」の起承転結
タロット占いの実践における「カップ10枚」の数字の基本

タロット占いの実践における
「カップ10枚」の数字の基本

タロット占いの実践における「カップ」のスートの基本概念は、精神的な満足が得られるまでの過程や、異性関係の形成の過程になります。 精神的な満足が得られるまでの過程では、幸せに向かっての一歩を踏み出し、色々な事を経て心が満たされる状況までの変化などを表すことになります。 タロット占いの実践における異性関係の形成の過程では、人と出会ってから恋が始まり、恋愛や結婚、離婚や再婚などの出来事を経て、本当の幸せを手にするまでの過程を表すことになります。 これらの基本背景が小アルカナ「カップ」の基本象意になり、それに沿って解釈していくことで、個々の意味やタロットカードのつながりが分かりやすくなり、イメージを展開させやすくなります。


精神的な満足が得られるまでの過程も、恋愛関係形成の過程も、「A」のタロットカードで第一歩を踏み出し、「3」のタロットカードで1つ上の段階に至り、「7」のタロットカードで次の段階に至り、「9」のタロットカードで目的地に到達します。 「3と7」のタロットカードは、一連の流れの節目になるタロットカードであり、上記の起承転結にあるように「5」のタロットカードが転機にあたることになります。 「9」のタロットカードが目的地到達になり、「10」のタロットカードは到達後の状況や環境などを表します。 大アルカナでの「審判と世界」のタロットカードの関係性に似ているのが、「9と10」のタロットカードになります。


このように、タロット占いの実践における「小アルカナ」では、「奇数」の数字が鍵を握り、「偶数」のタロットカードは前後の奇数のタロットカードをつなぎ合わせるというような内容になっていきます。 また、「カップ」を「Aから10」までの一連の流れで捉え、それぞれが全体の中のどの部分を示しているのかを把握しておくことが大事になります。 タロットカード単体ではなく、スートの背景と10までの一連の流れを含めて考慮することで、タロットカードの意味を適切に解釈できるようになります。 タロット占いの実践をする際には「カップ」の基本的な背景とストーリーは確実に覚えておきましょう。


▼「小アルカナ数字10枚」の数字の流れ

数字内容
A物語の始まり
2開始後の状態
31段上の展開へ
4進展後の状態
5物語の転機
6転機後の状態
71段上の展開へ
8展開後の状態
9目的地への到達
10到達後の状態

タロット占いの実践における
「カップ10枚」の数字の基本
78枚のタロットカードにおける「カップ14枚」の解釈法まとめ

78枚のタロットカードにおける
「カップ14枚」の解釈法まとめ

このように、タロット占いの実践における「カップ」は、心が動き始めて精神的に満たされるまでの過程を表しています。 タロット占いの実践をする際には、質問に合わせて、どのような事が始まるのか、何が精神面での満足かを設定することが大事になります。 全体の流れの中でどの部分を表しているのか、前後にはどのような展開があるのかを併せて考慮することで、タロット占いの結果から具体的な状況が読めるようになります。 日々の生活において「カップ」の流れが、どのような出来事にあたるのかを意識して過ごすのも参考になるでしょう。


タロットカードにおける「カップ」のストーリーは、日常の男女関係の事柄や、精神面での喜びや満足できる状況などを背景に持つことになります。 そのため、実際にタロットカードを解釈をしていく際にも、異性関係や精神面での安定や不安定、満たされるかどうかや幸せを感じられるかどうかを意識して解釈することになります。 また、1枚の「カップ」のタロットカードを解釈する際には、その前後のタロットカードも意識して解釈することが大事になります。 タロットカードの全体はつながっているため、全体の流れや背景を考慮することも大事になります。 前にどのようなストーリーがあり、今に至るにはどのような経緯があり、今後にはどのような可能性があるのかを考慮するようにしましょう。 場合によっては、前後のタロットカードの解釈をそのまま使用しても内容が的確なものになります。


少々複雑な読み方にもなりますが、タロット占いの実践で一般的で言われる「過去」「現在」「未来」の読み方を例にします。 タロット占いの結果で展開されたタロットカードは「過去:カップの3」「現在:カップの6」「未来:カップの9」と仮定します。 「過去」に現れた「カップの3」は、それまでの経緯(より過去の話)に「カップの2」の影響を強く受け、「現在」に対して「カップの4」の影響を強く受けることになります。 「現在」に現れた「カップの6」は、それまでの経緯に「カップの5」の影響を強く受け、「未来」に対して「カップの7」の影響を強く受けることになります。 「未来」に現れた「カップの9」は、それまでの経緯に「カップの8」の影響を強く受け、その後の経緯に対して「カップの10」の影響を強く受けることになります。


このように、展開されているタロットカードは3枚になりますが、この3枚のそれぞれの影響を考慮するとともに、それぞれの前後のタロットカードも意識していきます。 表面的に展開されたタロットカードだけではなく、その前後や背景を意識することにより、タロット占いの結果からより具体的な状況や未来、舞台の裏側や問題の根本などが見えてくるようになります。


▼「カップ10枚」の数字の基本象意

数字内容
A気持ちが動き始める
2相手と気持ちが一致する
3今後の方向性が定まる
4欲が出て不満が募る
5望まぬ現状に失望する
6人から好意を受け取る
7期待と妄想が膨らむ
8興味と関心が別に向く
9満足できる状況に至る
10心からの幸せを手にする

78枚のタロットカードにおける
「カップ14枚」の解釈法まとめ
 


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